顎関節症とはどのような疾患か?
顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉(咀嚼筋など)に異常が生じることで、「顎が痛い」「口が大きく開かない」「顎を動かすと音が鳴る」といった症状が現れる疾患です。
最初は「口を開けると少しカクカク鳴る程度だから」と放置されがちですが、進行すると激しい痛みを伴い、硬いものが噛めなくなったり、話すことすら苦痛になったりと、日常生活の質を大きく低下させてしまうことがあります。
こんなお悩みはありませんか?
- 口を大きく開けようとすると、顎の関節や耳の周りが痛む
- 食事中やあくびをした時に、顎から「カクッ」「ジャリジャリ」と異音がする
- 指を縦に3本並べて口に入れることができない(口が開かない)
- 朝起きた時に、顎の周りや頬の筋肉に疲労感やだるさがある
- 慢性的な肩こりや頭痛、耳鳴りに悩まされている
顎関節症を引き起こす原因
顎関節症は、むし歯のように単一の細菌が原因で起こるわけではなく、複数の要因が複雑に絡み合って発症する多因子疾患と考えられています。
代表的な原因としては、睡眠中の歯ぎしりや食いしばり、日中に上下の歯を無意識に接触させ続ける癖(TCH:Tooth Contacting Habit)、そしてストレスによる筋肉の過度な緊張などが挙げられます。さらに、スマートフォンの長時間使用による猫背などの悪い姿勢、片側の歯ばかりで噛む癖、そして噛み合わせの乱れが顎の関節に継続的な負担をかけ、症状を引き起こす大きな引き金となります。
ばば歯科クリニックの顎関節症治療 4つの特徴
当院では、単に痛み止めを処方するだけの対症療法ではなく、口腔内全体と全身との調和を見据えた根本的な改善を目指しています。
日本顎咬合学会認定医による専門的な知見とこれまでの経験
顎関節症の治療において非常に重要なのは、「正しい噛み合わせ」に関する深い知識です。当院の院長は、噛み合わせの専門学会である日本顎咬合学会の認定医資格を有しています。長年にわたり多数の症例に向き合ってきた実績と専門的な知見に基づき、顎関節への力学的な負担を抑え、無理なくスムーズに動かせる機能的な噛み合わせを追求します。
噛み合わせ全体のバランスを整え、根本から症状を改善
一部の歯の詰め物が高すぎたり、むし歯の放置などで歯並びが乱れたりしていると、顎の動きに制限が生じ、関節に直接的なダメージを与えてしまいます。当院では、痛む顎関節だけを診るのではなく、口腔内全体の噛み合わせのバランスを緻密に調整し、特定の部位に偏った力がかからないようにすることで、症状の根本的な改善を図ります。
包括的な診断と多角的なアプローチ
顎関節症の原因を正確に見極めるため、歯科用CTによる顎の骨や関節の立体的な画像診断を実施します。さらに、当院に導入しているモアレ写真装置を活用し、背中の等高線を写し出すことで全身の姿勢や骨格の歪みまでを可視化。「顎だけでなく全身のバランスを診る」という多角的なアプローチにより、精度の高い治療計画を提案しています。
外科的な視点による診断で難症例にも柔軟に対応
インプラント専門医でもある院長は、顎の骨格や周囲の組織に関する高度な外科技術と知見を持ち合わせています。一般的な保存療法では改善が難しい重度の顎関節症や関節の変形・癒着を伴うような複雑なケースに対しても正確な診断を下し、高次医療機関との連携など患者様に合った選択肢をご提案することが可能です。
顎関節症の対処と治療方法
患者様の症状の進行度や根本的な原因に合わせて、以下の治療法を組み合わせながら顎関節への負担を和らげていきます。
生活習慣の改善(セルフケアの指導)
まずは、顎に負担をかけている無意識の悪習癖を取り除くことが第一歩です。頬杖をつかない、うつぶせ寝を避ける、日中に上下の歯を意図的に離すように意識する(TCHのコントロール)など、日常生活における具体的なアドバイスを行い、関節を休ませる環境を作ります。
物理療法
筋肉の緊張や痛みを和らげるために、患部を温めたり、マッサージを行ったりするアプローチです。当院では高周波治療器を活用し、生体になじみやすい高周波電流で細胞レベルの治癒力をサポートすることで、顎関節周辺の筋肉の緊張緩和を図ります。
薬物療法
「痛くて口が開けられない」という急性期は、無理に動かすと炎症が悪化してしまいます。痛み止めや筋肉の過度な緊張をほぐすお薬などを適切に処方し、まずは辛い痛みのサイクルを断ち切って症状をコントロールします。
スプリント療法(マウスピースの装着)
睡眠中の無意識の歯ぎしりや食いしばりから顎の関節を守るために、患者様の歯型に合わせて作製した透明な専用マウスピース(スプリント)を就寝時に装着していただきます。スプリントがクッションの役割を果たし、顎関節への過剰な圧力を分散させることで、関節円板(軟骨)や周囲の筋肉への負担を大きく軽減します。
福岡市早良区・百道浜エリアで顎関節症に対応している歯医者をお探しの方へ
「口を開けるのが怖くて、食事が楽しめない」
「慢性的な肩こりや頭痛が顎関節症からきているかもしれない」
こうした顎周りのトラブルは、毎日の生活の質(QOL)を著しく低下させてしまいます。
ばば歯科クリニックでは、日本顎咬合学会認定医としての確かな専門知識と全身のバランスを見据えた包括的なアプローチで、患者様の顎のお悩みに誠実に向き合います。顎の違和感や痛みにお困りの方は、症状が重症化して手術が必要になる前に、ぜひお早めに当院までご相談ください。

